体験談V心霊の世界
FILE 272【見えない幼虫】 
浄霊師の仕事のメインは浄霊です。
浄霊とはさまざまな行いの総称でもありますが
その中には祓いもあれば清めももちろん含まれます。

霊より念を浄化するほうが多いと言うお話を私は良くしますが
呪念を受けている方の浄化をする事もすくなくありません。
呪念といっても造語で、イメージしやすいように文字で表しただけなのですが
それらは浄化により様々な状態で浄化していきます。
抜けていく事もあれば、蒸発するようにその場で消えていくこともありますし
黒い玉として表れる事もあれば分身のように離れていく事もあります。
中には我慢しきれず逃げるように飛び出していくものもあれば
弾けるような状態もありました、それら浄化されていく想いは
時に、定めたように皆同じ方向に飛び去って行く事もあります。

どこに向かっているかですか?
因果ですから結果は云わずとも^^)
返しではありません、行いに応じた結果としての流れです。
逆に私は出来るだけ返らないようにと気を使っているのですが
これは自然の流れ、宇宙の法則、どうしようもありません。

矢のように飛び去る思念は天にむかってはいたつばかもしれません。

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あるとき来られた男性、とにかく目がうつろ
大丈夫ですか? と会話中も何度も聞きながら
いずれにしても浄霊するしかないのではじめたのですが・・・
私が唱えはじめてからその方、体が固まってしまい
まるで鉄のように全身硬くなってしまいました

そして最初からその原因であるものが
まるで尻尾のようにちょろちょろと
その男性の左肩から一端を白い形状で見え隠れしているのです。

なんでしょう、あまりにも見慣れないその得体の知れない形状に
色々試みるもどうにも出て行こうとしないのです。


霊帯のような感じですが本体が左肩から体内に食い込んで抜けてこないのです。
いたし方ないのでお時間かけましたが、
ある不動尊のお力をお借りし、半ば強引ではありますが
掴み出さざるをえませんでした。

ゴボっという感じで抜き出たものは・・・

なんと・・・・まるで白い巨大なサナギか幼虫のような形状のもの・・・
カブトムシの幼虫に尻尾があると言えば分かりやしかもしれませんね。
このまま成長していったらいずれ体の中で成長し
体内で暴れたのかもしれません。


もちろん現実の昆虫のはなしではありません。
霊的な観点での実際の出来事を、近い例えとして表現したお話です。

本当に幼虫そのものなのです、片手でやっとつかめるほど巨大な。

これは意図的に入れられていたのですが
つまりこれもひとつの呪法なのでしょうね。
これ暴れたらひとたまりもないでしょうね、内臓へのダメージとして。
でも原因不明となるのは明らかでしょうし・・・・
左肩から突っ込まれているとでも言った感。


すべてを終えた後、その方は初めて自分の状態をお話くださいました。
ある時期を境に左肩が痛重くて、病院にも行き、どうにもならず
通っている整体の先生もこの左肩だけはどうにもできないと言われ
苦しいままだったそうです。


目がパッチリと大きく元気になられ帰っていきました。


この方、実は大きな裁判で争いの最中とのこと・・・・
争いが起こったときからの重さであることは言うまでもありません。



人の世で一番怖いのは、やっぱり霊より念






合掌 浄霊師 神島千尋