体験談V 心霊の世界
FILE 240【呪合戦】 

目に見えない流れは
2つあります。

一つは土地や建物、人間関係にも関与する
一貫した繋がりの流れ
この流れは、目に見える流れと
バランスをとっておりますので
見えないから知らないで過ごしていると
必ず人生の中で歯車がかみ合わなくなる
比重がずれる傾くと言う結果を生みます。

必ずです

不調や停滞期、何をしてもうまくかみ合わなかったり
運が無いと感じるある一定の期間と言う感覚で
経験しているはずです。


お写真は本文とは関係ありません


歯車や比重で例えている通り
かみ合わせや双方のバランスを意識すれば
流れは改善されると言うより
物事のつながりが、幸運のように見える事が多くなってきます。
ただし落とし穴があります。
心に油断と言う段差が現れそれを踏み越えようとさせない心の怠慢が
バランスを欠いていきます。
欠いていると分からないほど
たとえば本当に微量の粉のように^^。

しかしあくまでこの流れは自分の心の目のお話なのですが
問題はそれに対極する流れです。

これは自分ではどうにもなりません


とある株式会社のご依頼で伺ったときのお話。
その会社に入り先に応接室にて社長さんとお話しをした後
社内を一通り見て周る事になりました。

それぞれのフロアを視ながら
それぞれの課をドア越しに確認していたのですが
あるお部屋の入り口付近であまりに痛い気を感じました。
気のせいですが・・・あ、気のせいとは
そんな気がするという意味ではなく
そこに刻まれている「気」によるものと言う意味です。
ちなみに「気があう」も
趣味や話が合うという意味ではありません。

話は戻り、各場所ごとに共通している負を感じる気も同じなのです

ここで何がありました?
と聞くと、別に何も・・・?との社長さんの返答。
しかしその後すぐに分かりました

複数の人間が、金銭問題でトラブルとなり
裁判沙汰にもなっているそうですが、何度も話し合いや決別を
繰り返した場所だったのです。
最後に切れて大喧嘩になったのがまさにその場所でした。


人の心って本当に大きな力を持っています。
爆発するように発するすさまじい怒りの波動や気は
その場や物に刻み込まれます。

ましてそんな状態の人が近くにいると
空気はぴりぴりしますよね。
そういう事を一切感じないと言う人も
例えば、今日はなんとなく職場の雰囲気が良くないな〜と
感じたりしたことがあるはずです。

人の出入りの多いところには霊も多い、と
聞いた事あると思いますが
同じだけ念も入り混じり飛び交っているのです。

誰もが霊感でそれを感じています。
意識していても無意識でも。
どちらも共通の現象として
いすがあると座りたくなるほど疲れるのです。
念の渦巻く中に身をおくとその疲労は通常の肉体の疲労プラス
例えるならばセキュリティで周囲を防犯しているように
身を守ろうとする自分の霊的な防御を
常に張り巡らせている状態になります
もちろん見える世界の対極ですので見えない部分での事ですので
無意識で、という事になります。
ショッピングモールなどで座るとぐったりとなり
立つ気力が無くなる・・・と言う人は
防御の弱い方と言えます。
その中で行く先々で体調を壊しやすい方は
霊的な影響を受けやすい人、つまり霊媒体質の方とも言えます。

この会社では、働く人の誰かが常に不調になっており
原因不明の故障やトラブルが続いていました。
また、手術をするほどの病気になる方が後を絶たず
商談や取引先の方も、訪れた瞬間に体調を壊すなど
どうにもならなくなったとのこと。

こういうケースは少なくないです、そしてこういう状況の時は
そもそもその地自体が受け入れていない事も多いです。


目には見えない空間を埋め尽くすように念の飛ばしあいは
まるで呪合戦のようです。
関係の無い方まで巻き込んで
ついにははっきりと現象として現れるほど
本来見えないはずの負の流れが
実体化するほどの憎しみ合いに
際限がなくなってしまったのでしょうね。


念にあてられると誰もが無意識に防御として気を使うのです。
この「気をつかう」もやはり
違う意味である事はいうまでもありません


さて、浄霊師はここで何をするかと申しますと
見えない世界の扉を開きます。
たったそれだけで
そこに居る人がはっきり分かるほど気が澄んできます。
窓を開ける訳ではございません
ですので空気が入れ替わる訳ではなく
土地や建物に流れる目では見えない「気」の流れを作るのです。

ただそれだけで心で感じる場の空気が変わります

多くの方が「雰囲気がまったく変わり、はっきり物が見える」と
驚かれます。


料理を焦がした時
匂いと煙が室内充満しますよね
誰もが窓をあけて風邪の流れを通します。

見えない世界も流れが無ければ同じこと
通す事で道が開かれます。





合掌 
浄霊師 神島千尋