体験談V 心霊の世界
FILE 199【みちびき】 
昨年まで佐久平駅前に借りていた相談室から移設し
別の場所にて4月より新しい相談室オープンとなりました。
浄霊師 神島千尋 相談室(office兼)としてベースとなります、宜しくお願い致します。
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自宅の本尊さまとは別に、相談室に新しく向かえさせていただいた本尊様に
手をあわせたいと訪れた方がおりました。
ご実家の父が亡くなった数日後に、ご主人も他界されたとの事。
それまで霊や魂などと言う事は一切信じていなかったと話しながら
しばらく不動尊を見上げ、手を合わせておりました。

様々な事情で葬儀はされていないとの事(事情によりいたし方ないと感じます)
しばらくの間は放心状態で家でひっそりしていたようですが
最近になり、これではいけないと、外出するようになったそうです。
ふらっと入った本屋さんで、昔よく読んだ好きな作家さんを思い出し探してみると
その方のコーナーがあり、新しい作品が出ているかとそこへ行くと
一冊しか入っていなかったそうで、まあいいかとその一冊を購入
帰宅して読み始めると、その作家さんの体験を基にした心霊的なお話だったそうです。
それまで霊だの魂だのは毛嫌いしていたはずが、引き込まれるように一気に読んでしまったそうです。

私の話を食い入るように聞き耳をたて、以前なら抵抗感があったと思うのですが
お話している事が良く理解できると、しっかりした眼差しで私を見ておりました。
私は霊だの魂だのの話をした訳ではありません。
どちらかと言うと、仏道的なお話をしておりました。
その中で、四十九日のお話をした時でした。
「あれ?待って・・・」  ・・・・と、なにやら自分の指を数えながら
突然泣き出しました。

本を購入したその日が、ご主人が亡くなって四十九日目だったのです。

一切の法要を行っていないとの事でしたので
精一杯のご供養をさせていただきました。
お経を唱えている間中、泣き続けていました
その涙は亡き父とご主人に届いた事でしょう。


この神様は何ですか?」
と聞くので、不動明王と言いますと、答え、その由来を簡潔にお話しました。
「とてもおだやかな気持ちになりますね」と言うので
怖いと言う方もいらっしゃいますよと笑うと、
「全然^^」と笑顔を返すその方。

とても有名な作家さんのコーナーでありながら、その一冊しか無かった事
そして、その作家さんの文章でなければ読む気もなかったと
いつまでも不動尊の前に座っておられました。


合掌

浄霊師 神島千尋