体験談V 心霊の世界
FILE 189【霊より念】 
霊より念のほうが恐いと申します
その通りと私も思います
除霊や浄霊のお仕事の中で、ご霊さまはもちろんですが
念の浄化にお時間がかかる事も多いのです。
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人は一生の中で、命に関わる大事が3度あると言われます。
それを越える度に感謝を持つ事を学ぶのです。
つまり必要があって訪れるのならば、そこから得る心の糧をいかに大切にするかで
その後の道が決まります。

人は人として命を頂いて人生を学ぶ中で3度の転換期を経験します。
その中で最初に訪れる子供から大人への転換期
この時の心の力は強く、思う事が実現していく時でもあります。
自信を持つ人もいれば、自らの力不足を経験する事もあります。
そして心身共に危険な事にも心が動きやすい時でもあります。

二十歳の女性がいました
彼女は幼少の頃のいじめのトラウマから、人に好かれる事を常に考えていました。
興味を持ってもらいたい一心から、霊感を利用するようになります
知り合う友人、いく先々の職場、出会う人、それぞれ話しをするようになる人の守護霊を言うようになったのです。
言われた方ははじめ興味は持つものの、
「右肩におばあさんが心配そうにしている」
「お子さんにとても似ているご先祖様がいる」
「あなたのお子さんの守護霊が心配している」etc
四六時中そんな事を言われていると、聞く多くの人がだんだん不審に思い始めるのも無理はありません。
そしてある時職場で大怪我をした人が出ました
彼女は仲のよかった同僚にこう言ったそうです。
私の呪いが効いたのかな・・・と。
同僚曰く、彼女が嫌だと思ったり嫌いな人は皆、怪我をしていると話していたそうです。

これから10年20年、彼女はとても苦しい思いをする事でしょう。
そこから学ぶ事が彼女にとって必要な事なのであれば、いたし方無い事かもしれません。
ですが、そこで気が付かなければ一生苦しい思いをしなければならない事にもなりかねません。

彼女は良く目を腫らすそうです、それが何を意味するか、早く気が付いて欲しいと思うのです。
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相手に何かをして欲しい訴えばかりをする人は、実は自分の思い通りになっているものです。
ですが、思い通りになっている事が当たり前になっているので気が付いていないのです。
気が付かないばかりか、頭の中は不満で一杯です。
だから心は不足を感じ、要求が増えるのかもしれません。

一つの行いには、その行いの結果が出ます
その間には、それを成し得るために介在する要因が生まれます。
それが縁であるならば、目に見える世界も見えない世界も縁が大きく物事を左右します。
良い縁を結ぶも、悪い縁を断ち切れないのも、自分の心なのです。
心は魂です。
魂をどの方向に向けているか、それが人生の中で大きな意味を持つならば
今を生きる自分の状況がどうあれ、しっかりと向かうべき方向だけは忘れてはならないと思います。
本当にその方向を見失わずに進む事ができるかどうか、試されていると思えば
越えられない物はないと心に強く思えるはずです。

合掌
浄霊師 神島千尋