体験談V 心霊の世界
FILE 176迦楼羅 
明王の明は真言を意味します
つまり真言の力をそのまま形に表した仏様となります。
五大明王八大明王の中央であり主尊が不動明王です。
不動明王は大日如来の仮の姿であり大忿怒の相は恐いイメージであるが
必ず救うと言う決意の現われであり、時に言う事を聞かない相手には
力づくでも教化する決意を表現しております。
この世の悪や魔に対しては文字通り忿怒相にて降伏させます
その霊験は神仏さまのなかで最強とも言われています
不動尊について書いているいつまでも終わりませんのでこの辺で。

日々手を合わせる中で、憤怒が優しく見えることもありますし
厳しく見える事もあります。
自分の心の中でどう導けば良いかと迷いが生じる事も時にはあります。
そう言う時は不動の心を思い出し初心に帰る
良くない考えが生まれたときは、その利剣で真上から自分を切ります。
すると煩悩が薪のようにばらばらと真っ二つに別れ崩れ落ちます。
不動尊は修するものの心に住します、不動の心を持つものは
困難に陥っても必ず乗り越えます、なぜなら乗り越える道を見出せるからです。
そしてそれは信じる力が示してくれている道を見つける事ができるからです。

菩薩の心を持つ人は損得を考えません
その心が乗り越える道を素直に見つけるのです

如来の心を持つ人は初めからその道を知っています
そして自然にその道を歩んでいます

ご先祖様を大切に思う方は大きく道を反れる事はありません。
あらゆるつながりを感じる事ができるからです。
つながりがあるからこそ、示す道を感じる事ができます。
時折迷い道に入ったとして、出て来れなくなる事はないはずです。
光の出口にたどり着いた時、それが一つの経験となるでしょうし
時には冒険だったように感じる事もできるのです。
いつまでも抜けられず迷い続けるには、それなりの理由があるからです。

さて不動尊と言えば背後の火炎ですが、その身を火生三昧の世界に身をおき
全ての不浄を焼き払います。
その炎は迦楼羅(かるら)炎といい迦楼羅
(天竜八部衆のうちで仏法の守護神:人の体に鳥の顔)のはく火焔です。
ちなみにガルーダ航空のガルーダはこのガルダです

写真では不動の光背と迦楼羅が左回りでうねっているその姿、
顔(横顔)まではっきり見えます。

お焚き上げ供養した心霊写真に写る霊の怨念憎念、その他負の念を
不動明王の大火焔が全てを浄化させ、菩薩さまにより成仏へ導かれます。


浄霊師 神島千尋

合掌