体験談V 心霊の世界
FILE 135【受け継ぐもの】 
日本海に面した人口数十万の都市
とても立派な一枚の御仏壇の写真が始まりだった。
送られて来たお仏壇を写したその写真には、大勢の霊が整然とお顔を並べていた。
十数名はおられるであろうその御霊さまの中に、成仏されていない方が2,3。
お母様の肩や背中の痛みを感じたので伝えると、右肩は痺れており
長い間その状態だと言う。
そしてもう一つ、整列しているかのような年配の男女の霊。
まるで双子のようなイメージだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その家に着いて最初に目に入ったのはとにかく立派な古き良き和作り家屋
その門構えもさることながら、縁側から見る中庭などは今は見ることの少ない日本庭園。
まず敷地を一周りさせて頂いたが、すぐに隣接する家との堺が気になった。
ベタ打ちのコンクリートの堺だが、とにかくビリビリ伝わってくる。
「ここ何かありましたか?」と聞くと「・・・いえべつになにも・・・」と口ごもる。
察したのでそこを離れた。
裏には離れがあり、今は来客用の宿泊する建物として使っていると言う。
未成仏霊を感じたのですぐに中に入る、2階の隅にその霊は隠れるように姿を見せた。
その場所を言うと、そのすぐ外には以前小さな家屋があり、病気の女性が一人で
寝たきりだったそうで、若くして亡くなっていた。

お水をさしあげ、その後手厚く浄霊ご供養させて頂いた。

母屋の御仏壇はそれはそれは立派なもので、正直一般の家屋の御仏壇としては
これまで見た事のないようなもので、その大きさもそうだが、宮大工が手がけたと
思われる壮大な造り(まるで寺院にあってもおかしくないほどである)

とても格式の高いご先祖さま方々と言いますか、受け継ぐ者への想いを伝えたくて
写真を撮るとき整然と並んだようである。
ご先祖さまの思いを全てお伝えすると、これまでの考え方や気持ちを新たに
しっかり受け継いで行きたいと姿勢を正すお父様とお母様が印象的でした。
その後ご先祖さまのご供養をさせて頂き、さらにお母様がちょっと受けていた念の
お話をすると身に覚えがあるようで、しっかり邪気祓いで浄化しました。
邪気祓い後、肩や腕の痺れが無くなったと笑顔。
元々とっても明るいお母様なのですが、ずっと沈みがちだったようで、浄霊後
駅までの車中、おしゃべりが止まらず楽しい時間をすごさせて
いただいた事に私も感謝です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて隣接する家との堺ですが、測量で出した境界線にも関わらず
隣の方が納得せず、現在もめている最中だとか・・・・
測量で出したのであれば正確なのですが、土地と言うのはどうして人を
欲に走らせるのでしょうか。
ほんのわずかでも自分の敷地を増やそうと、目くじら立てる方がいます。
そう言う方の土地は測量するとたいてい減る結果が多いです
考えてみてください、少しでも取ろうとあの手この手で境界を広げようとしている後ろで
ご先祖様たちが申し訳なさそうに頭を下げている事を。