体験談V 心霊の世界
FILE 130【掘出されたもの】 

亡き人の魂は、それぞれの行くべきところへ行く。
本来お墓にいる訳ではないし、もちろん御仏壇にいる訳でもありません。
しかし、そこに執着や離れられない訳があったとしたらそれは別の話。

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某県の国道沿いの大きな交差点
そこを中心に左右2,300m以内は事故が多いと言う。
その先の崖も多くの人が亡くなった事故があったという。
とある依頼でその地を訪れたのだが、交差点近くに大きな神社があった。
とても広い林の中の奥に大きな社が二つ
林の中にはいたる所に石碑が無数に点在していた


馬頭観音、大乗妙典、供養塔、その他盆字を配した石碑その他無数に建っており、風化で字の消えた
古い石碑も多数、さらには無縁さまの墓石と思われる石も・・・
そしてその多くが土に半分埋もれており、ゴミが散乱する中になんと木彫りの仏像まで置いてあった。
せめてもと手を合わせたが、胸が痛い。
おそらくその昔、そのその辺りで大勢の方が亡くなった出来事があったであろうが
そのまま成仏できずに地縛されているのでしょう、霊感のある人や影響を受けやすい人は
時に引っ張られるでしょう、そう言う場所と言うのは結構あるようで
そこを知っている人は皆同じ事を言います、霊感があってもなくても。

「あそこはいつ通っても嫌な感じがする」と。

さて石碑からみでもう一つ。
以前とある場所へ行く途中に立ち寄った所で撮った写真です。
 

その昔、この辺りの土の中から掘り出された石だそうで、そのまま今に至るまでこの状態だそうです。
なんと一番右側の三角石は墓石でした。
道路わきに放置された状態・・・墓石に亡き人の魂が宿る訳ではありません。
ですが亡くなった方は墓石がこう言う状態である事に深く悲しい思いをするでしょうね
時に深い悲しみは無念となり、強い訴えが色々な形で周りに伝わります
(恨みにさえ変わる事もあります)
ここでは事故も多発しているそうですし、隣接地へ車が突っ込む事もあるそうです。
また車を避ける為に人がこの上に乗る事もあるでしょうね、
その後怪我をしていないと良いですが・・・
同行した方はその場にいるだけで刺すような頭痛を覚えたそうです
手をかざすと痺れるような感覚が同行された方々も分かるほど

後にこの墓石は関係者が掘り出してねんごろにご供養したそうです。

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建設工事や大きな公共事業等で買収された土地には、場所柄無縁仏の墓石が良くあるそうです
そして業者はそれを嫌がる事が多いと聞きます。
どこも引き取り手がないと、最終的に業者個人が引き受ける事もあるそうで・・・
しっかりご供養されている事を祈ります。