体験談V 心霊の世界
FILE 129【稲荷】 
新潟県某市
事情で、到着してもすぐには相談者様宅に入れず、しばらく近辺を歩きながらこの地の流れを掴む。
前にも書いたが、私は行く所いく所何かしら縁を感じる事があるが、今回もそう
その家の向かいに朽ち始めている石仏が一つ、かろうじて彫ってるカンマン(不動明王)の梵時が見て取れた

今回ご先祖さまとその供養の大切さを実感したと言う事で、多くの方にも気が付いて欲しいと言う相談者さまからの
希望もあり了承を得ての掲載ですが、こちらの判断で一部分のみとさせていただきます。


今回の事情は凄まじいもので、結局「当人さま」とは会う事すら出来なかった
そこで、その家の家族とお話をする事となり家にあがり、まず御仏壇に手を合わさせていただいた
この時から原因が稲荷に関係している事を感じた。
「お稲荷さまとはご縁がありますか?」とご家族の方(4人)に聞いて見た
「お稲荷様ですか?・・・・いえ家は特別ないと思いますが」とその家の父親は答えた
そして御仏壇の前で座った私に耳元で一生懸命話しかけてくる女性がいた
同時に正座している私を掴むように下から次々手が伸びてくる
左右前後にもそわそわ動く気配が始まる。
とても複雑な状況になっているその家の事情を聞きながら、そうなった原因を話す
そして今私の周りにいる多くの霊について少し話してみたが・・・ 信じないのは無理もない。
ですが、話はとても紳士的に聞いてくれる方々で、一つ一つ静かに聴きながら納得してくれた。

しかし当人と会えなければどうにもならないのは変わりない 
(家にはいましたが会える状態に無い)

せめてもと、大勢いらっしゃるご先祖様のご供養をさせていただいた
立派なご本尊さまがいらっしゃる御仏壇でしたが、通ってはいなかったのでまずしっかりとお繋ぎさせて頂き
その後家の中をとりあえずお祓いさせて頂いた。

なぜこれほど成仏していない御霊が多いのか・・・・ 家系的にも昔から繰り返す悪い流れの根本を
受け止め、訴えている事をしっかり意識していく必要がある。
おそらくこれがその家では最初で最後の機会ではないかとさえ感じた。

ご先祖様や一族の魂がすさまじい数でひしめき合い、その時読経している私を写真に撮れば間違いなく
写ることでしょうね。

その後、隣の部屋の悪い流れの溜まっている場所にて邪気を祓っている時もそう私は霊界とつなぐ為に経を用います、その時近くにいる人も魂にも響きます。
合掌して目を閉じていたご家族の中でお父さんは何かを感じたのでしょう
目を開けたそうです、するとこれまで見た事の無い光景を私の周りに見たそうです。
〜翌日その父親から届いたメールです〜
昨夜は遅くまでありがとうございます。もっと早く相談していればと後悔しました。昨夜は私も見えました。HIRO氏が御先祖様を供養している時に仏壇の低い位置に黒い影が右〜左に走りました・・・また2階の部屋に向かって祈祷している時には今度は白い玉のような物が左〜右に流れていきました・・・ちょっと怖かったです・・・

さて後日、お会いできなかった当人さま(女性)がどうしても話したい事があるから会いたいとの事で再度参りました
正式な五体投地をするほど信仰心を持たれている方で話を聞くと
夢とは思えないほどリアルな映像で、大きくて赤い立派な鳥居が目の前にあり、くぐるとその先に社があった
横には小川が流れており、お稲荷さまを祀ってあるそこが気になって仕方がないと言う話だった。
(ちなみに前回私が行った時の記憶は無いようでした)

前回家族に稲荷についてお聞きした事、そして以前とても深く信仰していた方がいらっしゃった事をお伝えした
なんと今は動かして裏の隅に置いてある屋敷神様が実はお稲荷さまである事を母親が思い出した。
お稲荷様も様々で、稲荷神を祀る他、眷属(使)の狐を狐神として祀る所もあります。
そしてその狐に好かれると幸運がおとずれるが、個人で祀る時粗末にするとその障りも大きいのです。
そして良いも悪いも女系に受け継がれていく事が多いのです。

全てをお話し、祓うべきものをお祓いさせて頂きました。