MZ second  
FILE bX【PK】
ポルターガイストと呼ばれる現象がある。
ミステリーゾーン 1」の 第1話[霊の声]での出来事もそれである。
いわゆるラップ音と言われる怪音や声、また皿やスプーンが宙を舞ったり
家具が浮くなどもある。
中には子供が浮いた事実もあるなど尋常では考えられない現象が起こる。
映画「ポルターガイスト」は決して架空の物語ではない。
世界中でその現象に襲われた家が数多く報告されていて、それらの現象を
研究している人や団体が,長い時は1年以上にわたりその家に泊まりこみ
ビデオや写真等に記録しているのも事実である。
ここで実際にあった例をあげてみる
イギリス : 地方判事をしていたジョン・モンペソンの自宅である晩突然
        ドラムのようなラップ音がしたと言う
        それ以降毎日続くようになり、日に日にひどくなる
        金属をこすり合わせる様な音、悪魔のようなひどい息使いなど・・
        ついには部屋の中のあらゆる物が宙を飛び交うまでに至った。
        記録ではその現象は2年ほど続き突然止んだと言う。
        後に「ティッドワースの怪人ドラマー」と言われた
ロンドン、エンフィールド : 
        住宅に住んでいた4人家族
        ある晩寝室の床下から何か引きずる
        ような物音が聞こえた。
        それをきっかけに部屋の中で音が聞こえるようになる
        ドアをノックし続ける音から段々エスカレートして行き、物が飛び交う等
        どうにも手が付けられなくなり専門家に助けを求めた。
        司祭・カウンセラーを始めソーシャルワーカー・カメラマン・心理学者・
        ポルターガイスト研究者など調査にあたった彼らの目の前でも
        信じがたい現象が次々と発生した。
        極めつけはその家の12歳のジャネットの空中浮遊!
        これは2回あり、いずれも大勢に目撃されている
        録音されたテープには、はっきりと しわがれた声が入っていた
        この時部屋の中の物が空中を飛び交い、カメラマンを直撃し怪我を
        負った。
ポルターガイスト現象は殆ど上記例に含まれるが、では なぜ起こるのか?
12世紀にはすでにポルターガイストは認知されており今に至るまで
悪霊や悪魔の仕業と言うのが一般的である
しかしここ最近興味深い説が、研究科の間で唱えられている
ポルターガイスト現象が起きるとき、高い確率でその家にいる少女が
関係していることが多い。
上記のイギリスでの現象の始まりは、その家の2人の姉妹の寝室での激しいラップ音
からであったし、ロンドンでも長女の周りで頻発している
このことからもなんらかの関係があると思われる
世界各地で規模は別にして数え切れない程の事例が報告されている
警察への被害報告も多数あるが、原因不明で未解決か専門家に再依頼される。
それらの事例でもかなりの確立で、その家に思春期の少女がいるのである
思春期の少女は代謝機能やホルモンのバランス等、精神的にも不安定で、
抑圧された不満や衝動を抑えきれない時、当然そのはけ口を無意識に作り出す。
個人差があるのでそれぞれに発散または爆発のさせ方は違う
そのはけ口の特殊なパターンの一つに[ RSPK ]がある
PK=サイコキネシスは、手を触れずに物を動かしたり曲げたりなどのいわゆる念力で
自分の意思や思念で発生させる超能力であるが、
それに対し、無意識でそれらを起こしてしまうのを超心理学でRSPKと言う
元々子供は感受性が高い、また心霊能力も高いので案外無意識にPKを
使っていることが多いと言う
成長するに従い薄れていく(無くなるわけでは無い)が、思春期の少女のなかには
極度のストレスをRSPKによりポルターガイスト現象として爆発させると言う説
この説の面白いのは、霊もその力によるものだと言うことにある。
ポルターガイストの中には霊そのものが現れた事例も多い。
RSPKにより起こした生み出したポルターガイスト現象を、無意識のなかで
(自分を守る為)霊の仕業に置き換えるのである
つまり、RSPKにより幻影や幻を作り上げると言うのである。
それを見た他の人たちはもちろん、本人も自己防衛の為にそれが霊の仕業と
思い込むのである。
全て少女が起こす分けではなく、中には少年の事例もあるし
更年期の女性の例もかなりある
専門家の中にカウンセラーや心理学者がいるのもそこに関係している
意外にもカウンセリングを行っただけでそれらの現象がピタッと無くなる事がある
イングランドでの事例だが、その家では父親を中心にポルターガイストが
発生した、父親は会社での悩み事があり極度のストレス状態に陥っていた
性的に不能になるまで一人で悩み、心身ともに不安定になりノイローゼ一歩手前だったという
専門家と家族等の励ましを得ると途端に怪現象は無くなった
極度のストレスや抑圧された不満・性衝動そして思春期等の不安定な精神状態等
が爆発する時
家庭内暴力と言う形をとる人もいる
爆音をたて暴走する人もいる
スポーツに燃える人だっているだろう
悲しいが自殺を選んでしまう人もいるだろう
そして心霊能力の強い人はPKを無意識に使い怪現象を起こすのかもしれない。

ただ全てがこれに当てはまる訳ではない
例えば、たまたま泊まったホテルの部屋でポルターガイスト現象に一晩悩まされたり
ミステリースポットと言われる廃墟で起こることもあるからだ。
少なくとも人里離れた山奥の廃墟でのラップ音にそれは関係無いだろうから・・・

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