MZ second  
FILE 73【鈴の音】  
PM8:20
人を迎えにある場所に向かっていた時の事
くぼんだ地形を大きく下って上る長いバイパス道路
下り切る手前の橋の欄干に一人の女性を視た
普通に通行しているのかと思うほどはっきりした身なりだったが
腰から透けはじめ膝から下は無く、欄干が見えていた
知らない振りをすれば良かったのだが、
気がついてから目で追ってしまった

通り過ぎた瞬間スパッ!と消えた

  (ああ・・・まずい・・・ ) と思った時は遅かった

そのままバイパスを上りきり信号を左折する頃に響き始める鈴の音
それは良い音色ではなく、とても濁った感じのする低音の鈴の音
決して車内で響いているのではないが、近くにも遠くにも感じる
何とも言えない距離感・・・
しばらく様子を見ながら車を走らせる
右側後方(車外)にいる様子だったが、車内には入れないのと
なんら嫌な気配も無かったのでそのまま目的地まで行った
時間に遅れていた事もあり、車を降りたときには
気配もなにもその事すら忘れていた
深夜になり帰宅、車庫に車を入れ外に出た時
頭の上部・髪の毛に何かが触れた
 指でのの字を書くような感覚
思わず手ではらった時思い出した、欄干にいた女性を。
ただやはりなんら嫌な気配も反応も無かったのであえて知らん顔で家に入る
そしてそのままお風呂に入った
お風呂に浸かりながら頭を浴槽の淵に乗せて目を瞑っていた
すると先ほどとまったく同じ位置をまたグリグリと・・・・
「ここにいても仕方ないですよ」と心で話しかけた次の瞬間
ドーンと風呂場のドアが開き息子が眠そうな目でお風呂に入って来た
それをきっかけに?そのままその霊はいなくなり、二度と現れなかった。

以前も鈴の音の体験を書いたが、霊は鈴の音が好きなようである
神島剣二郎さんが浄霊を行う時、鈴を鳴らして一巡し
そこにいる未成の霊を呼び集める事がある
亡くなった人がやわらかく眩しい光に導かれる最後の時
お別れのしるしとして鈴の音を響かせながら昇って行く

ただ今回の鈴の音はそう言う事とは違い、どうもその女性の霊が
生前持ち歩いていた鈴であるらしくとても悲しい響きであった
バッグか鍵か・・・そう言うものに付けていたのだろう
今でもそれを手離さないで持ち歩いてるようだ。

霊を視たり感じたりする場合、毎回受け方は違う
十人十色と同じで人それぞれ顔や性格が違うように
霊も元は人であり、顔や性格がそれぞれ違うので当然といえば当然

人が霊を感じる時もまた人それぞれに違う
こちらは肉体が表にあるので直接五感で受ける刺激と言うのはそれほど多くはないが
肉体に宿る個(魂)同士は即座に反応する
:目には見えないが明らかに気配を感じる
:呼ばれたように振り向くなど
:ある場所に嫌な感じをうけ立ち入りたくない 等
刃物を持った人がいたとすれば普通人は近寄らないように遠ざかるのと同じで
怨念を持った霊には魂が近寄らないように拒否反応をするのが普通であり
それが嫌な気配や事前に予知と言う形で示される
肉体では、「何とも言えない流れるような冷たい霊気や部分的な強烈な鳥肌」
「頭痛」「部分的な痛み」「痺れ」「けだるさ・疲労感のような重さ」「電気が流れる
ようなピリピリ感」などその人によって様々だが、そう言う反応がある場合が多い。
私の場合は強烈な邪念を持った霊を感じると、まず左側(目やこめかみ等)に
ピリピリと痛みを感じるが、普段視るほとんどの霊はまずそう言う事はありません。

内に秘める人の力はとても大きく、良い活用は人を成長させると思うが
恨みや憎しみを持って亡くなりそれが為に成仏できずこの世で恨み憎しみを
はらそうと姿を見せる時のエネルギーもまた凄まじいものである
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今年6月、アリゾナ上空で撮影されたUFOが話題になっている
97年にフェニックス(アリゾナ州)上空で撮影されたブーメラン状の複数の編隊飛行と違い
今回は円形に集まり明らかに飛行機ではない事が分かる
しかしこれについて思うところがあり、今調べていますのでまたいずれ。


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