MZ second  
FILE 64【浄霊】
深夜突然電話が鳴る
事が急を要するのは電話口から伝わってきた・・・
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とある夫婦からの電話だった
夕方から家の周りで異変が起こったと言う
誰かが家の前の道を行ったり来たり
夜になりそれは突然玄関を叩いたそうだ(正確には何かを投げつけたような音)
そしてそれは庭に居座り何かを引きずっているような音を出しうろうろしていると言う
一瞬見たそうだが・・・・それは首を引きずっているようだと言う
その家の奥さんは恐怖のあまり布団に入ったまま泣きだしてしまったそうだ

神前及び守護陣の土地へ出向き精神統一をした後その家に向かった
その家に着くと一つ二つ隣接する家の垣根から除き見る影い気が付いたが
低級霊なのだろう・・・・ちょっと見るとすぐ逃げて行った
家に入り話を聞いた、しかし家の中には何ら霊や邪の気配は無かった
毎日お仏壇のお水をかえ、お線香をあげているという

お仏壇の存在感はその家(家族)の力に比例すると私は感じている
大きさや装飾が綺麗でも、人の気持ちが入っていなければ自然に存在感も薄れる
そう言う意味ではその家のお仏壇は家や家族と繋がっていた
真言の入った香をあげさせて頂き、私は一人で外に出た
家の周りをゆっくり回り気配を探った・・・・しかし来た時にいた影すら消えていた
中に戻り少し話をした
私に電話を入れた直後から外のその何かの気配は、ぱったり消えてしまったと言う
その後再度家の中と外を見て回ったがやはり何ら気配は無い
家の中に戻り話をしながら香を見ると、綺麗に真言が現れていた
ところがその頃からラップ音が始まった・・・・・お仏壇から
私の場合、その家のご先祖様やその家に関係している方からのメッセージを受ける事が多い
お仏壇に手を合わせしばらく意識を飛ばした
突然外が気になり何も言わずまた一人外に出た
玄関を出た直後左の垣根に一つ影があわてて隠れたが気にせず道まで出る
家を背に左を見た直後動けなくなった!
人ではないっ! ・・・・動物?
真っ黒いその塊は私から数メートル先
暗闇の路地の角、4本足で立ちこちらを向き尻尾をまっすぐ上に膨らませ
ユラユラ揺れながら威嚇している様がはっきり視てとれた
大きさは一般的な犬だが、威嚇の格好は猫のよう
今にも飛びかかろうとしてるようで動けないでいたが、そのままじっとしている
訳にも行かず気合を入れなおし、すたすたそれに向かった
するとその黒い塊は溶けるように消えただの夜の闇だけが広がった
時々チョロチョロ顔を出していたどこぞの霊も近くにはいるのだろうが隠れたまま・・・
すでに深夜2時を回っていた為人の気配はまったくない中、あまりうろうろしているのも
不審に思われるので家の中に戻った
夫婦に動物の霊がそこにいた事を話すと、その場所は何故か頻繁に動物が車に
ひかれる所であると言う
良く霊が通るのであろう、たまたま気が付いてしまったと思うのだが同時にそれは
向こうも気が付いた
その家のご先祖様の守りが強かったので家には入れなかった為に
外でうろうろしていたのだろう

その家の周りにいる未成の魂の成仏を願い経を唱えますが・・・と言う問いに
はっきり一つ「良い」というその家のご先祖様の意思を受けた
全身全霊で浄霊を行わせていただいた。


後日「すっかり異変は無くなった」とメールが届いた
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先日ある人物と話をしているとき、その人物の後ろの窓から手が現れた
同時に話していた人物の体(後ろ)から白い光と言うかオーラがフワッと放たれ
ブロックした瞬間を目の当たりにした
守護の守りをはっきりと形で視た瞬間だった。



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