MZ second  
FILE 60【邪気】前編
 先日撮った一枚の写真ですが、霊感のある友人がこれを見た直後
私の横で目と背中が痛いと・・・見るのをやめました
見る人によっては影響が出る事もあるとだけお伝えしておきます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

bT8〜59【黒い髪の女】の帰り道の車中での一言だった
「ちょっと行ってもらいたい所がひとつあるんですよね・・・暇な時でいいんですけど」と K。
「じゃ近いうちに・・・」
その日帰宅は深夜だったのでそのまま就寝した

翌日夜とある会議に出席する為PM7:00頃家を出た
途中息子に頼まれた買い物をしPM8:00〜の会議に出席
終了し車に乗ったのは9:00前だった
いつもならそのまま家に帰るのだが、前日のKの話が引っかかっていた
「行ってみるか・・・・」 それがいけなかったのかもしれない。

実はかなり前にKから一度聞いていた
その頃、流行の性質の悪い風邪で一月以上も引っ張っていた最中だった事もあり
行かないまま時が過ぎていた

・・・とある大きな会社なのだが、以前は別の企業がありそこに現在の会社が建った
ところが社内で「霊を見た」「何かいた」と言う社員が多数出始めた
その社員の一人が一度時間があるときにでも見て欲しいと言うのが今回の話
玄関前に車を止め一来客として建物内に入った
その時点で何かを感じたわけでもない・・・・ただ無意識に奥へ奥へと進む
照明も明るく何処を見ても整頓されていてとても綺麗な印象
ゆっくり歩いていた事もあり一番奥の壁に突き当たるまでにそこそこ時間を要した
「やっと行き着いた」と安堵感さえ感じたそこから気配が一変した
突き当たりから左右に分かれていて、左はそれまでと同じだった
しかし右側・・・・人がすれ違い出来る程度の通路
何故か足が進まない・・・
なんだろう・・・霊というよりそこだけ別空間のような・・・とにかく何故か足が出ない
強烈な圧倒間のようであり・・・・モワっとしたどす黒いと言うか
はじめての感覚と思われたこれは
後に自分の中で一つの答えを見つけるきっかけになる

ここで止まっていても仕方ない・・・
強引に数メートル突き進むと正面に一つの別ブース区画があり
右へは同じ広さの通路が伸びている
しかしその時点ですさまじい嫌悪感に襲われていた
何だ?ここは・・・!心の中で異常な雰囲気を叫びながら振り向く
同じ照明の建物内なのに今立っているここだけまるで黒い靄が停滞しているように視えた
抜けなければ!何とも言えないキツさにその場を離れようとした直後
背中の激痛と胸の圧迫感が同時に来た
息の苦しさの中、戻らず右へ進み、その先左、そしてまた右・・・・
抜けた時正面方向に玄関があった
まだ息の苦しさが少し残る中、そこにその社員がいた
その場所を話すと影や霊の目撃されている所だった・・・
胸の苦しさが治まらない為、2,3会話を交わしただけで立ち去った
考えてみると前日(bT8〜59【黒い髪の女】)の余波が抜け切らないままだった・・・
玄関を出て目の前の車のドアを開け右足を入れた所で建物の左側奥(南)が
とても気になった

左足を入れドアを閉め今日はとりあえず帰ろう・・・


そう考えながらもすでに建物の左側へ向かって歩いていた
そこは隣の敷地との境であり網で仕切られていた
その柵と建物の間は人が一人通れる程度、かなり高く埋め立ててあり柵の外は
人の背丈程のコンクリート壁になっていた、そして隣接地は草むらだったが
日陰のせいか湿地のように感じた
建物の南側の側壁をしばらく見ながら、先ほどの位置と照らし合わせていた
しかし何故か建物よりもその柵が気になって仕方ない・・・柵が・・・・
そして何度も柵から身を乗り出し下(隣接地)を覗いてみた
分からない・・・・そこから先は鉄柵があり建物に沿って奥に進むことが出来ない
飛び降りる訳にも行かないので何枚か写真を撮った
しかし撮った時点で写っていない事は分かっていた
とりあえず帰宅し、即コンピュータに取り込んだがやはり何も写っていなかった。

翌日「K」が尋ねてきたので話はしたが・・・・
どの道もう一度行かなければならないだろうと考えていた。

それから2日後の日曜日の夜、「見て欲しい写真がある」と知り合いの「M」君が
尋ねてきた
「M」君は自他共に認める霊感とは縁遠い人であるが
彼の奥さんは時々凄い写真を撮る(詳細はまた別の機会に)
そして「M」君と「K」もまた知り合いである→必然的に「K」が尋ねてくる(詳細は省)

 「行くか」 と私
 「行きますか」とK
 「え?・・・何処へ・・・?」 
?マークの「M」を車に押し込め? 車を走らせた。

                                        ・・・後編に続く

[戻る]