MZ second  
FILE 6【実在】
休日、誰もが買い物に出かけたり食事に行ったりする
家族・友人・恋人と人混みの中を歩いたり、ウインドウから人々の流れを眺めたり。
しかし目の前を通った人が 実は実在していないとしたら・・・
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私の知り合いに [ T ]君という男性がいる
彼は霊感があり、よく見たり感じたりすることがあるという
あるとき車の中でのこと、ふとミラー越しに後部座席を見ると中年男性が乗っていたと言う
動じることなく「こらっ!」と言うとシートに隠れまたチラっと覗いたりとか、そんなことが
よくあると言う
またあるときはT君と友人2人でミステリースポットに行ったが何事もなく、友人の家に帰ってきた
その日はそのまま友人宅に泊まり、翌日朝帰ろうとした時 玄関先で友人の父に
「あれ? もう一人は?」と聞かれ「えっ? 泊まったの僕だけです」と言うと
「昨日3人で来たじゃないか」と言われぞ〜っとしたと言う・・・
彼は人の家に泊まると 決まってその家に関係する霊が出てきて
何かを訴えられることが多く、なぜか仲介役をする事になると言う
また車で走行中 前方に人が見え何となく気になってそのまま見ていたら
近づいているはずなのに一向に大きくならず身長20センチほどのまますれ違ったとか・・・
ある日自宅でくつろいでいた時のこと、和室の上が障子下半分がスリガラスの襖の
そのスリガラスに手が掛かり「ドカドカドカドカ」と激しく揺すったという
スリガラス越しに手だけが映り体は無くしばらく揺らし続けたと言う
外は廊下で確認したが誰もいなかった
そんな彼が本当に恐怖を感じた体験がある
以前彼はガソリンスタンドで働いていた事がある
深夜勤務のときの事
徒歩で一人の男性が来たので彼は外に出て行き「どうしました?」と聞いた
雰囲気は近所の人のようで これと言った用事も無く、そのまま世間話を少し したという
そして男性は「じゃまた・・」と言って帰っていった
彼は「何だったんだろう・・・」と思いながら事務所に戻ると同僚から
「なんかあったの?」と聞かれた
「今の人、別に用事もないのに・・」と言うと
同僚は「誰も来てないじゃん!」
「えっ! だって今男の人いたじゃん、話してるの見たでしょ?」と彼
「はっ? 何言ってるの? 突然外に出て行って 一人で何かしゃべってたから
 何やってるのかとビックリしてたんだけど・・・」
「 ・・え・・ だって今・・・」 絶句してしまったと言う
彼は言う、何も暗闇でボ〜っと見えるだけが霊ではないと
普通の人と変わりなく、普通の人並みの中を普通の人のように通行している霊もいる
例えば佐久のジャスコには普通の人のようにウロウロしている霊がかなりいると言うのである
買い物をしている時は他人を注意深く見ることはないので例えすれ違っても
まったく気がつくことはないだろう

デパートやスーパーで あなたの隣に来た人  実在してますか?
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