MZ second  
FILE 5【子供】
子供と言うのは潜在的にスゴイ力を持っているものである
最近それを再認識させられる出来事があった
5歳になる息子「翔夢」がまだ3歳の頃の事、もともと子供は2人欲しいと思っていて
計画通り2人目を嫁が妊娠、3ヶ月も終わり4ヶ月目に入った時
言葉の遅かった息子も、覚え始めるとあっという間に毎日おしゃべりするようになってきた
ある日何気なしに嫁が息子にこんな事を聞いた
「翔夢、お兄ちゃんになるんだよ〜 弟と妹どっちがいい?」
すると息子はこう答えた
「妹。  だってママのなかにいるの女の子だもん」
「へ〜、 分かるの?」
「うん、女の子だよ」
「ふ〜ん 」
まぁどこの家でもこんな会話くらいはあることだろうし、子供はこう言う言い方を
するものなんだろうとその時はそう思っていた
病院でも性別は聞かなかったので生まれるまでわからない
7月1日、娘「世玲奈」が生まれた。
産後 嫁と「そう言えば翔夢、女の子って言ってたけどその通りだったね」と話したのを覚えている
娘も順調に育ち今年2歳、嫁も一緒にサロンで仕事をしているので
この春から未満児だが保育園に出す事にした
嫁も育児から多少開放されれば出来なかった事も少しは出来るようになると ちょっと嬉しそう
そんなおり、息子がまたまたこんな事を言い出した
「ねえ〜、赤ちゃん産んで。」
子供は2人と考えていた私達は3人目はまったく考えておらず
嫁は適当にごまかそうとした
「家は2人って決まってるんだよ」
すると息子はこう言った
「だってママのお腹に赤ちゃんいるじゃん」
「えっ!」 とママ
「だから生んでね〜。」
私達2人は絶句してしまった・・・
何の兆候もないし、嫁自身自覚症状も無かったが 次の休日念のため病院に行ってみた
検査の結果、まだはっきりしないのでもう1ヶ月経ったらもう一度検査に来てくれと言われた
そして1月後、妊娠3ヶ月と診察された
病院でもまだ分からない時期に、息子はすでに赤ちゃんが出来た事を感じていた事になる
すると前回の女の子と言ったのも偶然ではなく 分かっていたのかも、と思えてくる
そして今回も聞いてみたところ
おとーとだよ」とさらっと答えた
まだ病院でも性別は分からないが男の子が生まれればホントにびっくりである
胎児の頃の記憶がある子や、夫婦喧嘩をお腹の中で聞いていた時の記憶のある子など
子供には大人には無い凄い力があるのかもしれない
大きくなるにつれ段々失われていくのかもしれない「それ」はどんなものなのか
子供にあって大人にないもの・・・
多分「疑う事を知らない絶対的な素直さ」で見ることの出来る心
体全てで見るもの聞くものを感じ、手にとり肌で覚えて日々生き日々成長する子供には、
目で見えないものでも感じることで見えてくるものがあるのだろう
大人から見ればまるで超能力のように見えるが
子供にとっては何の不思議でもない当たり前のことなのかもしれない


追伸:平成14年6月19日、息子の予言通り「男の子」が生まれた・・・・

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