MZ second  
FILE 37白いコートの女
ミステリースポットと言う言葉をよく聞く
霊が出る、また目撃される家・廃墟そして土地
だが・・・本当に怖い所は知られていないものである
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長野県東信(地名は控えます)
近年バイパスとして大きな道路の通った所がある
私も開通当初から何度も通っているが緩やかな坂道の先に交差点がある
その交差点にさしかかる度にとても気持ちが重くなる
その土地の気なのか、すぐそばに川が流れているのだがとにかくそこは無数の霊がいる
そこを通ると必ずと言って良いほど視る
浮遊霊もいるが、地縛されているとおもわれる霊があまりに多いので
その土地になにかあるのでは、もしくは過去何かあったのではないかと思っている
以前そこでなぜか首から上だけの若い(20代前半)男性を視て以来そこを通る時は
出来る限り脇を見ないようにしていた。
それでも大抵ちらっとは気配を感じさせられた
昔からあった道では無いのでスポットとして名前が出た事はないが
とにかく敏感な方ならそこを通ればすぐ分かるはずである。
知り合いの家からの帰り道、深夜(すでに12時を過ぎていた)その交差点で
赤信号になり止った時の事である

過去そこで視る時はほとんど道の脇か道の外側(荒地)にいて、
道路の中にいた事はなかったがその時は違った
止まったと同時に車の目の前に現れたもしくは元々そこに立っていたか・・
   白いコートを着た女性である

コートの前は開けており、羽織っている感じでこちらを向いて前に立ったまま・・・・
はっきりとしたシルエットでしっかり姿は見えるのだが、なぜかそこだけ霧がかかったように
ぼやけていた(透けていたと言うべきか) あきらかにこの世の者ではない
明白な意思がありそれは決して良い感情ではない
 冷たい表情の中に異常とも言える怨念を感じた
現れた時から目と目が合い、互いににらみ合い状態に陥った
時を同じく後ろにも気配を感じた
顔は動かさず目だけで左側のドアミラー(左ハンドルの為)を見た
私の車のトランク脇辺りに親子と思われる2人が動いているのが見えた
そしてそのままバックミラーに目を移す・・・完全に真後ろに来た
こちらの2人は靄のように白い影だけだが母と子である事は分かった
そして車の左右にも何やら動く気配が寄ってきた・・・・・
 完全に囲まれた!(左右は無視
実は囲まれたのはこれが初めてであり、目の前の霊は怨霊になっている
これだけいれば・・・隙を見せればひとつふたつ憑くだろう
影や音・写真として気付かせようとすることは日常茶飯事でも
これだけはっきり出てくるのはそうそう無い

その時悟った、こうやって連れて行ってしまう人が多い事を。

以前と違い、近寄らせない自負はあるが複数に囲まれると怖い
再度バックミラーに目をやる・・・・・同じ位置のまま動かない
しかもこの交差点は赤の時間が長い、対向車も後続車もいない
目の前の霊と互いに身動き一つぜずにらみ合い状態が続く
ここで引いたら負ける
心の中で経を唱えながらもう再度「目のみ」でバックミラーを確認

前の霊がその強さで複数を引き連れているのだろう
信号が青に変わった・・・・・
「何も出来ないからついて来るな」「成仏してください」そんな言葉を聞く相手ではない
いざとなればもてる力の限りを尽くし臨むしかない、そう決意した
そして冷静に一言発した
   「消すぞ」
何故か負ける気がしなかった私の本心からでた言葉だった

すると目の前の女性の霊はスッ・・と脇に動いたのである
同時にバックミラーから親子の姿も消えていた
そぐ車を出し交差点を通過した
通過後バックミラーで見たがその姿はどこにもなかった

憑かれなくても付いてくる事はある
遠回りをし途中コンビニに寄り車から出て、一応車の周りと
自分を祓ってから帰宅したのは言うまでも無い
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先日お客さんがこんな体験をしたそうだ
十国峠と言う峠がある、深夜2時過ぎ佐久に帰る途中その峠に差し掛かった
民家も無い真っ暗な峠道
何かなくても1人での峠道は怖いものである
いくつものコーナーを右へ左へ・・・・・
中盤に差し掛かった少しの直線の先、真っ暗闇の道路脇に人影があったと言う
近付くと1人の女性が立っていた
そして「こっちへ来て」と言わんばかりに手招きをしていたそうだ
車の故障か?何かかと思い止ろうとしたがそこは山であり車も見当たらない
民家も無い深夜の峠に1人で女性が立っている事自体ありえない!
そう考えたその人はそのまま通過したと言う。
峠を過ぎてからそれでも心配になり一応警察に電話を入れた
しかし保護されたと言う話は聞かないと言う


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