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FILE 3【鏡】

 昔から鏡にまつわる話は多い
鏡の始まりは紀元前3,4000年頃から中国やエジプトで使われたのが
最初だと言われている
その目的は今と違い、お祈り・呪い・儀式などの象徴として使われていた
その後、銅・錫・鉛の合金で作った青銅鏡に青龍・朱雀などを描き、天空の神々が
地上界を見守る様を表したり、「東王父」「西王母」など聖獣を描いた不老不死の意味を
持つ青銅鏡「三角縁神獣鏡」などは卑弥呼に送られるなど、いずれも神聖な物であった
今日、誰もが1日1回以上は当たり前のように必ず見る鏡
相対する範囲をそんまま映し続けてはいるが、時にその性質上普段見えない様子までも
映す事がある・・・
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夢占いで鏡が出てくる夢は、霊の象徴と言われている
霊が霊界と現世とを行き来をする場合、必ずその境が存在する
霊感の強い人や 霊能力者は見えると言うが、それはほんの一瞬の扉であり
普通の人には見えないのである
もちろん私も見たことはない
ミステリースポットと言われているところ、何てこと無い普通の空き地、山中、
トンネル、海岸など・・・それは何処にでも存在する
しかしそれが存在するところは 大抵霊の目撃があったり ミステリースポットと
言われていたり、自殺の多発する所だったりする事が多い
そして鏡もまた、その境になる事が多いのである
恨みを抱いた女性などが鏡にむかい 毎晩泣き続けていると、
そこが霊界との境になる事がある。
恨みの念が強ければ強いほど 引き寄せられるように悪霊が集まりやすくなる
そしてそれらの悪霊の悪巧みに引き込まれてしまう
そして呪い的な念は、恨む相手に強烈な邪気を与え 精神的及び肉体的にダメージを与える
しかし引き換えに呪った自分は悪霊に取付かれ 最悪命を落とす事もあるのである
まあこれは極端な話だが、誰でも鏡を通しそっちの世界をまれに見てしまう事がある

「Y」さん(女性)もその一人、彼女は仕事柄「鏡」に毎日接している
2001年・冬
その日の午後 彼女は何の気なしに鏡を通し外を見た
通りを30代半ばのサラリーマンらしきスーツ姿の男性が 3,4歳の男の子と
手をつなぎ、小走りで走ってくるのが見えたと言う。
男の子はごく普通の髪型で、ベージュのオーバーオールのような服をきていて
はた目には普通の親子に見えたと言う
そのまま鏡越しに見ていた彼女は、その親子が横まで来たところで
無意識にショウウインドウに目をやった
すると30代半ばの男性一人がさっきまでと同じテンポで前を通過して行った
つまり、鏡から右横のウインドウに顔を向ける一瞬で男の子は消えてしまったのである
ショウウインドウは床までの全面ガラス張り、隠れるのは不可能
焦った彼女は外まで見に行ったが子供の姿はどこにも無かったと言う
お店までは1本道で枝道は無く、子供が隠れるところも無い通りでの出来事だった
その子と男性の関係は分からないが、幼くして亡くなってしまったであろう男の子は
訳もわからずさまよい、男性に一生懸命付いて行こうとしていたのかもしれない・・・
たまたまそのタイミングで彼女は鏡を覗きあまりにリアルに見てしまったのでしょう
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あまり神経質になる事もありませんが、人が寝ている時の状態は 
霊界とつながっていると言われています
そう言う意味で、寝室の鏡は普段「カバー」や「何かを掛けておいたほうが良い」
と言われています

鏡は気持ちをも映すと言われています、 汚れていませんか?

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