-第6話- 【 UFO 】
戦時中、皇居をはじめ主要な施設を長野の松代町に移すため洞窟を掘った、
いわゆる松代大本営。
800メートル以上にわたり巨大地下都市が建設されていて、見学もできる。
岩山である為、空襲に耐えられるから選ばれたとされているが
本当にそれだけの理由で選ばれたのだろうか・・・

長野市に住んでいた当時、近いこともあり友人や仕事仲間とよく松代の
地蔵峠に走りにいってました。
地蔵峠にさしかかる集落の道端に小さな看板があり、そこには
「世界最大最古の古墳、皆神山」と書かれて、いつも自然に目に入っていました。
よく考えてみると”世界最大で最古の古墳”て・・・すごいことかも!
といつも思いながら通過してました。
あるときちょっと行ってみようと言う事になり、私の車に女1人と男3人の4人(同僚)で
上り始めました。
皆神山への道は乗用車1台がやっと通れるほどの狭い道で、車高の低い私の車は
所々車の底をスリながら上っていきました。
頂上に差し掛かりさらに狭く鋭角な角を切り返しながら入っていくと神社があります
その神社の門の両側にあまりにリアル(ロウ人形のよう)な門番?が2体あり
その先に「底なし沼」と言われTVで中継された池を過ぎ、駐車場に入りました。
その駐車場にはいやでも目につくでかい看板があり、普通では理解できないことが
スラスラ書かれているんです。
それによると 「この山は古代ネアンデールタール人系なんたらかんたら・・・
が特殊な力を使い、石を反重力
何とか法で空中浮遊させて作った山である」 
と・・
さらに[作った目的は、宇宙と地球を行き来する発着基地として使っていた](マジかよ!)
という文章が書いてあるのである。 (個人的にはワクワクする文章)
皆神山と言えば、雑誌やTVに多数とりあげられたこともありナイナイの岡村も取材で来たりと
有名なミステリースポットで、年に1度の神をお迎えする?儀式に一般から1人か2人特別に
募集していたこともあったりして、それはそれはすごい体験が出来るそうだ!
実際この山自体磁場が乱れていて,山の上空は飛行機の航行が出来ないと聞いた事がある。

さて話を戻そう
深夜になり何も起こらずそろそろ帰ろうと思っていたとき、
後部座席の女の子が、「あれ? なんか光ってる!」と言い出し皆で見ると
長野市方面の上空に、明らかに星や街灯の数倍のオレンジ色に光る物体が・・・
みんな興奮して外に出てみると、その物体は不規則に動きながら地上に近ずいて
一瞬消えては違う場所に移動してまた光り出し・・・
    ” UFOだ! ”
おーい! なんて手振っちゃったりなんかして、さらにパッシングもしちゃったりして
来たらこれで撃ってやる!」なんてBB弾のチャカまで出して来たりして!(バカだねー)
そんなこんなでしばらくの後、フッと浮きあがったと思ったらそのまま消えてしまった。
1人が「おい、消える直前 なんか下にビームみたいな光 出してたぞ!」 と・・・
そいつ以外誰もそんなビームみたいな光は見ておらず
ウソつけ!」とか「そんなのだしてねーよ」と けなしながらも興奮が収まらず結局
明け方までそこにいました。
1週間ほどたった休日、パーマヘアの講習会で市内の理容師が集まりました。
休憩時間みんなでタバコを吸っていたら、中野市から来た理容師の女の子が
この前私、UFO見ちゃったんです」と突然言い出した。
さらに 「家の母が、見て なんか光ってる・・って言うから 窓から見たら空にオレンジ
 の物体が光ったり消えたりしていて最後に何か下に光を放って消えたの
」と・・・
         ”ホントだったんだ・・・”
私達がいた松代から長野市を挟んで反対側の中野市から同じ物を見ていたのである
それから講習会そっちのけで盛り上がり、そのまま皆神山に集団で行っちゃいました。
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皆神山の頂上にある神社は、皇居にある神社より位が高く、昭和天皇も非公式で
参拝に来たことがあるそうです。
皆神山は大本営としても計画されていたが終戦と同時に放置されました。
主要施設や皇族が移り住む為の条件の一つとして、こう言う場所が考慮されたのでは
ないかと、私は思っています。

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