-第4話- 【 霊障 】
|
100本のろうそくを立て、1人ずつ順番に 怖い話をするたび1本ずつ火を消していく そして最後の100本目が消されると何かが起こる・・・ 有名な話ですが、実際はそんなことをしなくても怖い話をしていると 俗に言う[霊達]は周りに寄って来ているんです。 一緒になって聞いてる霊もいれば、ちょっと悪戯する霊もいます しかし、一番怖いのは恨み憎しみを持っている魂が寄ってきてしまった時! 私が22歳の時、それまで入っていた修行先の寮を出て、アパートで1人暮らしを 始めました。 長野市吉田の運動公園近くのアパートで、その頃パーソナル無線が流行で 車と言う車が テン棒(パーソナルのアンテナ)をつけて走ってました。 仕事が終わると運動公園に集まりダイレクト(会うこと)した後、近いこともあり 私のアパートに寄りこむのが習慣になっていました。 なぜかいつも夜中になると、怖い話が始まり明け方解散する毎日でした。 そのうち私がいなくても勝手に集まってワイワイガヤガヤ・・・ そんな日々が半年ほど続いたころから、皆が気味悪がり出したんです。 「物がよく落ちる」とか「風呂のドアのガラスに人の影が動いた」など・・・ 結構慣れっこの私自身、ちょっと嫌な感じをもち始めていたが 相変わらず溜まり場として日に5,6人は集まってました。 その日もPM8:00頃から女性3人、男性4人の7人が集まって お決まりの怖い話をしていました。 6畳一間と4畳半のキッチンと言う狭いアパートで冬にもかかわらず 熱気でもりあがっていた深夜11:00過ぎ、 誰かの会談話の途中、女の子の1人”Kさん”が突然白目をむいて痙攣 し始めたんです。 びっくりする間もなく今度は、もう1人の女性”Oさん”が下を向いて「気持ちが悪い」 と言ったまま何も喋らなくなってしまったんです。 皆どうしていいか分からず そうこうしているうち今度は部屋の隅の ステレオのCDが鳴り出し、スローと早回しの繰り返し。 ましてCDにスローなんて機能は今も昔も無い! その音は不気味でした。 皆その場で固まったまましばらくお互いを見合わせていました。 ”Kさん”が正気を取り戻し、ぼろぼろ涙を流しながら「怖かった」と一言! ”Kさん”に話を聞くと、 「突然、金縛りにあい 動くことが出来なくなり、後ろから首をしめられて・・・」 後はよく覚えていないと言う。 ”Oさん”は頭痛と吐き気で、その後1週間ほど仕事を休む事になってしまった。 その夜 恐怖から誰も部屋から出たがらずそのままごろ寝することになり 皆、川の字になり固まっていました。 ”Y君”が「なんか電機ゆれてないですか?」と一言・・・ 見ると天井の蛍光管がハンパじゃなくグルグル回ってるんです その直後キッチンと部屋の境の引き戸が 「すー」 と全開に開いたんです。 【 キャー ☆ わあー ◇ 】 「もうやだー」と泣き出す女の子もいる中、パニック状態!!! 数日後、知人の紹介で愛知県在住の霊媒師の”I”さんに来てもらいました。 ”I”さんは沖縄出身でなんと元世界チャンピオン具志堅のい従姉妹だそうだ。 アパートに来るなり入り口で、「女性の霊が私を入れないようにしている」と・・・ そして部屋に入りしばらく見て回りました。 ”I”さんが見たところ、かなり複数の霊魂が部屋にいて 簡単には出て行きそうに無いと言う さらに怖いのは、動物の霊もいて、これをはやく追い出さないと危険だと言うのである。 霊視によると、今はすでに無いが かなり昔この近くに火葬するための場所があり そこでさまよっていた霊が、連日の「怖い話」で寄ってきてしまったんだろう と言うのである。 一通り除霊をしてもらい、それから1ヶ月間塩で清めて 一連の騒ぎは収まりました。 最後に”I”さんは、あなた自身波長が合いやすい為、霊に寄られやすいから 今後気をつけるように、と言い残し帰っていった・・・・ 【 どう気をつければいいんだ それを教えてくれ〜!! 】 |