-第17話- 【ミステリーゾーン】
先日あるTV番組で心霊スポットの特集をやっていた
その中で旅行代理店の添乗員がこんなことを言っていた
「どうみても不自然な作りや無理がある構造物には必ずなにかあるから避けるべきだ」と

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いつだったか友人達と軽井沢に遊びに行ったときのことである
繁華街で遊んだ後 そのまま帰らず車であてもなく流していました
夕方、なんとなく国道に入りこのまま帰るのも面白くないからと
軽井沢の北東方面の山に入っていきました
夏だったので辺りもまだ明るく、山道をゆっくり登っていき途中の路肩でしばらく休憩し
また登り始めました
しばらく行ったところで二又に道が分かれていて、とりあえず右の道に入っていったんです
その道は車1台やっとの幅で、舗装されているものの崖崩れの後がそのままで
道に落石なんかがごろごろころがっていました
そのつど石をどかしてさらに進んでいった先にまったく同じ作りの道が3つあり
とりあえず1つに入って見たんです
山の中をドライブできる感じの道で、登ったり下ったりと走り続けちょっと開けた
場所に出てきました
「あれ? ここさっき来た所じゃん」
2,30分走った結果同じ所に出たんです・・
まったくおなじ作りの道のためどの道に入っていったのか分からなくなっていて
「どこでもいいや」とまた1本入って行きました
やっぱり2,30分走って同じ所に戻ってきてしまったんです
辺りもすっかり暗くなり、戻るみちも分からない状態になっていました
「どれが来た道だ?」 一人が言い、それならと タバコを1本入り口に置き
また2,30分・・・ 戻ってきたらタバコが無い!
一人が、ここの石覚えがあるからそっちの道へと4度目の挑戦!
 ・・・5分程走った時である
カーブを曲がっていたら突然道のすぐ上に橋が掛かっているのが見えた
人1人やっと通れるほどのつり橋で道を横断できるようになっている
が しかし なんかおかしい・・・
たまたま強力な海釣り用サーチライトを積んでいたので照らして見た
片側の山肌から橋が始まっているのだが
まず「その橋に行く道が存在しない!」
急斜面で人はもちろん、動物でも無理な斜面から橋が始まっているのである
さらに怖いのは、その先である
反対側は崖で覗き込むも深い谷・・・
たまたま崖の淵に一つだけ高さ5メートルほどの巨大な岩がありそこに掛かっている
つまり「その先は落ちるしかない」のである
入れない橋、落ちるしかない終わり・・・
誰が何のために作ったのか
結局その山を2時間ほどさまよいやっと帰ることが出来た。

どの後、どうしても気になりもう一度行ってみた
どうにか橋にたどり着いたが、やっぱりその橋にはどう考えても
入れないし、もし渡ったとしたら落ちるしかないのである
民家が一切ないこんな山奥でなんのために作ったのか・・・・・・

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最近気になっていることがある
TV番組等の心霊関係の特集なんかで、その場で写真を撮ったりして
顔らしきものが映っていた、なんてのがあるが、確かに怨念をもった霊が
写ることもあるが、明らかにそう見えるだけのものが多すぎる
顔に見える染みや汚れとはっきり分かるのに
「女の子の顔が映ってます」とか・・・

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