-第15話- 【幽体離脱】
ある男性が意識不明のまま担ぎ込まれた病院で、治療を受けている自分を客観的に
上から眺めていた記憶があり、意識が戻った後 担当医に治療中の事を話したら
「なぜ医者やその時いた看護婦しか知らない集中治療室での緊急オペの一部始終を
 意識不明のあなたが知っているのか」と驚かれたなど、
常識では測れない出来事があるものである。
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通称 ”幽体離脱” と言うのは いわゆる自分の魂が自分の体から
抜け出した状態の事で、この状態の時は壁や障害物を全て通り抜けることが
できると言う
以前アメリカのある病院で、末期のガン患者本人とその家族の了承の元
精密なハカリの上に患者をベットごと乗せ、亡くなる瞬間の重さを量ったことがあった
心停止の瞬間十数グラム体重が軽くなったと言う
それが言うなれば魂の重さではないかと言うことで当時医学界で話題になった
先に述べた死に直面した場合や、極限状態ではない普通の状態で魂を離脱することが
できるのではないかと、日本である研究が行われた。
ある訓練を繰り返すことで意識と肉体を切り離す事が出来たと言う

全て鉄筋コンクリートの壁の部屋2つ
片方に訓練を受けた人、もう片方に何も知らされていない女性を1人
その女性には数時間部屋の中でテレビでも読書でも とにかく好きにすごしてくれ
と言って部屋に居てもらった。
つまり離脱して隣の部屋の様子を見て来る事が出来るかの実験である
訓練と同じに幽体離脱した彼は壁を通り抜け隣の部屋に行った
女性が1人椅子に座り本を読んでいた、彼は後ろからその本を覗き込み
さらに女性の肩を数回叩いて肉体に戻ってきた
彼の見て来た内容はまったくその通りでさらに女性は、誰かに肩を叩かれた様な
感じがしたと言うのである
しかし実験のデータ検証後この実験は中止されたと言う
データでは幽体離脱中脳派がまったくない植物状態と同じ状態であり
危険であると言う判断から以後行われることはなかったと言う
一番離脱しやすい状態は睡眠に入る寸前の”うとうと”した状態の時で
半分意識があるようなないような、その状態を維持しつつ意識を体から
抜け出す様なイメージを訓練すると離脱出来るようになると言う
学生の頃よくやってみたことがあるが、意識しては出来なかった
しかしある晩突然空を飛んでる自分がいて高く高く上っていったら
朝日が見え「まぶしい」と思った瞬間ベットの中で気がついた
余りにリアルで心臓もどきどきしていてちょうど日が昇り始めた時だった事がある
今回これを書いたのは先日その時と同じことが起きたからである
とにかく上に上に浮いていく感覚にとらわれ重力が感じないのである
ただ今回のは布団の抵抗を妙に感じた・・・
体が浮いていたと言うことなのか (麻原じゃないがって、おいおい)
前回もそうだがすごく満たされたような気持ちよさと充実感があるのである
幽体離脱も「戻れ」と思うだけで肉体に戻ると言うが、離脱していても
肉体と離脱している魂は生命の糸でつながっていて何らかの事情でそれが
もし切れたなら2度と肉体に戻ることは出来ないと言う
もしあなたが幽体離脱してしまったら、あまり遠くまで遊びに行かないことを
お勧めする。

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