| 「タケシ、最近ねずみがいるみたい、コトコト音がするの」 「は〜?・・・子供と風呂入って来る」そっけない返事ノタケシ 外に女がいた事を知らない妻だったがある日突然体調を崩した あまりの腹痛に病院へ行き診察を受けたが原因は不明だった フリーターのタケシの帰りを待ちながら家で休んでいた 薬が効いたのか腹痛は収まった 夕食の準備を始めた時だった 口の中に何かが引っかかっている事に気がついた 舌で出そうとしたが出ない・・・・ 指で摘み出してみると髪の毛だった 何で入ったのか不思議に思いながらゴミ箱に捨てた それは翌日も翌日も続き激しい腹痛が再発 ついに動けなくなり救急車で病院に運ばれた そして緊急手術をする事になった 意識が戻った妻の横にタケシと子供がいた 「だいじょうぶか?」 妻は声の出ない返事をした 医者がタケシを呼び手術の話をした 「奥さんのお腹から髪の毛が多量に出てきたんです・・・ 飲み込んだと思うのですが」 「えっ?」 「それが・・・・・・髪の毛は髪の毛なんですが」 そう言うと医者は包んでいた布を広げ見せた 髪の毛だった、しかし固まった状態になっており まるで腕時計のような形になっていた 「何でこんな形に?・・・・とにかく一度荷物を取りに帰ります・・・」 子供をつれ病院を出た、何が何だか訳が分からないタケシだったが 言い知れぬ不安に襲われていた そして家に着き部屋に入ったタケシの目の前に順子が立っていた 「お前!」 直後順子の体は炎に包まれた、同時に部屋中火の海になった タケシは子供を抱きかかえ部屋を出たが玄関も炎に包まれていた とっさに窓を破り外に転がり出た 子供は無傷だったが、タケシは火傷を負った 隣の家に駆け込み消防に連絡を入れてもらった |
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