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| 第7章 幸一の反撃
トレーナーの上下を渡され とりあえず血を浴びた服を着替えた そしてすぐに取り調べ室に入れられた。 取調べ室は入り口から奥に細長い構造で、一番奥の壁際の椅子に座った そして横長の机を挟み入り口側に刑事が座った テレビドラマに出てくるイメージよりかなり狭く、つまり逃げ出せない構造になっていた 「真里さん亡くなったよ、とりあえず本名から聞こうか?」と始まった こうなればどうしようもない・・・幸一は腹を決めた そして彼女がお弁当を持って来てからの出来事を話した 「じゃ何で逃げた!」 「・・・・分かりません・・・・疑われるのが 嫌だった・・・」 隣の部屋の声が聞こえて来た、あの警備員の声だった 「絶対に誰も通っていません、平泉さんは黒・・何とかと言う女の人の名前も言っていましたが 真里さんの他には女の人は会社には入っていません!出入り口には監視カメラもありますから確認できます」 「黒澤ユリとは同棲してどの位経つんだ?」 「・・・4・・・ヶ月 ・・・ くらいです」 「彼女の実家は何処だ?」 「知りません」 「知らない? 知らん事ないだろう4ヶ月も一緒に住んでいて」 「行った事がないので・・・・長野県出身と言うのは聞いたことがあります」 「彼女の携帯番号は?」 「080−05●●-●●●●」 「かけて見てくれ、それと電話番号から所有者も調べてくれ」 メモを受け取った若い捜査官は部屋を出た 「そうだ!あの時ユリが俺に電話してきた!調べてくれそうすれば分かる 私の物を取るとバチが当たるって笑いながら言ったんだ!通話記録があるはず そうだ俺の携帯に着信履歴があるはずだ」 「君の携帯は何処にある?」 「携帯・・・携帯・・そうだ会議室に落ちているはずだ」 「現場に携帯は無かったが? それに君の話には矛盾があるな その場にいたユリと電話で会話してたのか?(失笑 まあまだ興奮しているようだから休んで明日から本格的に聞かせてもらおう」 そして半地下にある窓の無い部屋に拘留された 当然眠れる訳も無く、どう考えても矛盾している出来事を繰り返し繰り返し 思い出していた。 翌朝7:00に朝食を出されたが食べる気にはなれなかった そして8:00から取調べが始まった 「監視映像を一晩かかって調べたがお弁当を持った女性の他に その時間出入りした人間は映っていなかったよ 昼間の内に入っていれば可能かもしれんが・・・ 少なくとも犯行直後出て行ったとすればそれは映っているはず 警備員以外の人間は監視カメラには映っていなかったよ 君の言う黒澤ユリは何処にいったのかね〜?」 「そんな馬鹿な!絶対に居たんだあそこに」 「それから君の携帯電話だが何処にもないんだよ、どうしてかね? 今携帯電話会社で会話記録を調べているからユリさんから電話があったかどうかも もうすぐはっきりする」 「電話で話もしたし会議室に電話落としたんだ・・・・本当なんです」 「捨てたんじゃないか?正直に言ったほうがいいぞ 監視カメラの映像は物的証拠になるんだ、お前がやったんだろ! 犯行直後の警備員の証言もあるんだ!どう考えてもお前しかいないだろ! 小学生でもわかるぞこんな事は!灰皿の指紋は無かったが消したんだろっ」 状況は最悪の方向に進んでいた 全てが幸一にとって不利な事ばかり・・・ そうだユリも返り血を浴びているはずだ、あの時着ていた服が証拠になるはず ・・・・いや・・・もう処分しているだろうな当然・・・ 髪の毛!そうだ髪の毛に返り血が付いていれば洗っても ルミノール反応は出るはずだ!くっそ〜 ユリさえ見つけられれば・・・・・ その時別の捜査官が来て何やら小声で話し始めた 「ちょっと待っててくれ」幸一にそういい残し2人で取調べ室を出て行った 幸一は机を飛び越えた、そして出口をそ〜っと開け様子を伺う 誰もいない!そのまま廊下を出て突き当たりまで走った 右の階段へ・・・下から警官が上がって来た。 壁の窓を開け外に飛び降りそのままそのまま転がった そこが芝だったのがラッキーだった 目の前に警察署の裏側駐車場通じる境 迷わず裏駐車場を突っ切って町へ逃げた |
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