| K-19 | |
| 監督 :キャスリン・ビグロー キャスト :ハリソン・フォード/リーアム・ニーソン/他 |
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| ストーリー | 1961年、米ソの核武装は増強の一途を辿っていた ソ連は米国に遅れをとるまいと原子力潜水艦の建造を急いでいた 原子力潜水艦K−19の完成を目前に度重なる事故やトラブルに 見舞われ、急ぎすぎの建造に技術者から不満が出ていた 経験豊富で部下の信頼も厚い艦長ミハイル・ポレーニンだったが 国家首脳部の命により「アレクセイ・ポストリコフ」(ハリソンフォード)が K−19の艦長に任命されミハイルは副長に降格となった。 出航直後から緊急潜行訓練や魚雷発射管の転送訓練、日に数回の 火災訓練等寝る暇も無いほどの訓練を命令する新艦長。 けが人が続出する中、前艦長で副長のミハイルはむやみに艦を危険に さらすべきでは無いと進言するが艦長は聞き入れない そして最大潜行深度300までの緊急潜行を命令、300到達で緊迫する中 凍結している海面へ緊急浮上命令! 副長は危険だと制止するが艦長は続行を命ずる! 激しい衝撃と共に氷を砕きながら潜水艦は氷上に姿をさらした そしてテストミサイルの発射に成功する。 テストミサイル発射成功で沸くソ連当局、だったが一度帰還したいという 潜水艦に「そのまま米国東海岸沿いへ向かえ」と新たな任務を伝える・・・ しかし原子力潜水艦は致命的な故障を起し始めていた。 原子炉冷却装置のひび割れ 冷却水が漏れ原子炉の温度が急上昇! 1000度に達すると炉心溶解し原子炉爆発! ミサイル弾頭の核爆発を引き起こせば第3次世界大戦になってしまう。 現在位置はNATO基地の鼻先。 艦内の放射能レベルが上昇、やむを得ず浮上し乗組員は甲板に避難 ヒビ割れしたパイプを修理する為、原子炉に入る若い乗組員 しかし配備されているはずの防護服は薄い科学防護服だった・・・ そして一人、また一人原子炉に入って行く。 出てきた時見るに耐えないほど被爆していた。 浮上したソ連原潜を発見した米国戦艦が視界に入る 米海軍哨戒ヘリが上空を旋回 連絡が取れなくなったソ連は亡命では?と疑い始める 国に忠誠を誓うアレクセイ・ポストリコフ艦長は救助要請はしないと言い放つ 事故か?と無線を通じコンタクトを取る米国に甲板上の乗組員はズボンを下ろし ケツを見せヘリを追い払う しかし事態は最悪の方向へ向かっていた・・・ 「乗組員を救う為米国に救助を要請すべきか」 「自国の秘密を守る為艦と一緒に沈むべきか」 |
| 感想 | 実際に起こった原潜事故を元にした映画だが、米ソの軍事配備競争の 中で起こるべくして起こった事件。 潜水艦と言う密室の中で、数人の犠牲の元 他多数を救わなければならない 話は良くあるが、国への忠誠や反乱、そして嘘など人間関係が複雑に絡んでくる ソ連初の原潜に乗る若い乗組員の誇りや、家族・恋人への思い 潜水艦を舞台にした人間ドラマと言う感じ。 次々被爆していく若者に「英雄だ」と艦長は言う しかし彼らは英雄になれなかった 艦長をはじめK−19乗組員と国家の都合の決して埋まらない考え方の違いが その頃のソ連と言う国を象徴しているのだろう。 実際の艦長は今も元気で暮らしていると言う 製作5年、制作費100億以上だそうだが、ほとんど潜水艦と海だけの どちらかと言えば地味な映画である。 |